企業価値の向上には、電動化時代も含めた長期的なキャッシュ・フローの安定的な成長と資本効率の向上が不可欠であり、これらを実現するロードマップを発信すると共に、Hondaの将来性が資本市場に浸透する事が重要と考えています。
そのためには、株主や投資家をはじめとしたステークホルダーの皆様に、経営の方向性が正しく理解され評価頂けるよう、経営陣が主体となり、イベントや個別対話等を通じて、これまで以上に対話を積極的に行っていきます。
また、対話を通じて資本市場が求めていることや関心のあることを経営陣が直接把握し、これをステークホルダーの皆様からの貴重なフィードバックとして経営に活かしながら、さらなる企業価値の向上へつなげていきます。
国内外の株主ならびに投資家に向け、当社グループの事業内容等に対する理解を深めていただくために、同時通訳を活用した決算説明会を年4回実施しており、本決算においては、取締役 代表執行役社長も登壇しています。
なお、会見に参加できない方に向けては、説明会の議事録を日本語と英語にて公開しています。また、取締役 代表執行役社長による会見や、事業説明会、技術説明会、現場訪問取材会などを開催しています。
さらに、証券会社と共同で個人投資家向け説明会を開催しています。
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- (2024年5月 ビジネスアップデート)
個別対話に関しては、経営陣に加え、IR部門にて積極的に行っており、バリュー投資家、グロース投資家、証券アナリストなどを中心に面談を行っております。
IR部門はCFO管轄の下、経理・財務のみならず、広報、総務、購買、営業などの多様なバックグラウンドを有したメンバーで構成されており、通常の投資家・アナリスト対話に加えて、議決権行使、およびESGに関する対話にも対応しております。
対話 |
2024年3月期 |
2025年3月期 |
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投資家・アナリスト対話数 |
1,012 |
1,373 |
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投資家対話数 |
920 |
1,273 |
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アナリスト対話数 |
92 |
100 |
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カンファレンス参加数 |
14 |
14 |
ステークホルダーの皆様との対話を通じて関心事項を把握し、これを貴重なフィードバックとして社内に展開する事で経営戦略の策定に活かしております。
カテゴリー |
主な関心事項 |
四輪事業 |
市場別の需要状況 |
HEVの販売状況 |
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二輪事業 |
ICE事業の展望 |
収益体質の持続性 |
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電動化 |
BEV市場鈍化に対する考え方 |
電動化戦略の推進状況 |
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株主還元 |
株主還元の考え方 |
その他 |
PBR1倍へのロードマップ |
米国新政権による関税影響 |
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中国事業の展望について |
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自動車の知能化・電動化時代に向けた戦略的パートナーシップ |

投資家・アナリストの皆様のご意見、関心事項などについては、タイムリーに経営陣に報告するとともに、関連部門にも情報共有し、企業価値向上に向けた戦略策定の参考にしております。

(2025年3月期選定)
「証券アナリストによるディスクロージャー優良企業選定」
自動車・同部品・タイヤ業種にて総合2位(同業種21社中)
全18業種293社の中から「ディスクロージャーの改善が著しい企業」(全体で5社のみ)に選定